定量位相顕微鏡システム

 定量位相顕微鏡システムは、光源、倒立顕微鏡、定量位相イメージングユニット[QPIユニット]、撮像カメラ、定量位相イメージングソフトウェア[QPIソフト]を含むコンピュータから構成されます。光源には、各種波長に対応したファイバー出力安定化半導体レーザーを用いています。下図は、定量位相顕微鏡システムの構成例を示しています。透明体であるガラス材料や生きている細胞などの可視化、定量化、解析に役立ちます。

定量位相顕微鏡システム

機能 入力波面の位相情報に基づいた干渉縞を生成
空間分解能 1um 程度(光学顕微鏡の対物レンズに依存)
位相測定精度 ±0.01 ラジアン(繰り返し測定時)
大きさ(mm) 幅125×長さ430×高さ140(調整可能)
対応波長 標準品 633nm(各種波長に設計対応可能)
対応カメラ 標準品 画素サイズ10ミクロン以下
入出力ポート Cマウント(顕微鏡側はメス、カメラ側はオス)

※ 定量位相顕微鏡システム及び定量位相イメージングソフトウェアは開発段階ですので仕様が変更することがございます。興味をお持ちの方は下記へお問い合わせ下さい。

定量位相イメージングソフトウェア[QPIソフト]

 ユーザーが簡単に扱える定量位相イメージングソフトウェアをご用意しています。QPIソフトはリアルタイムでIVSによる取得画像を解析及び表示することができます。通常、顕微鏡下で測定する透明体に焦点を合わせることは困難ですが、QPIソフトを利用することにより観察したい透明体への焦点調整が簡単になります。下図左はIVSで取得されたホログラム画像、下図右は解析された定量位相画像です。下図の操作部により得られた定量位相画像の各種補正、演算、解析、ホログラム画像の高速取得が可能です。

定量位相イメージングソフトウェア

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