定量位相顕微鏡の測定例

測定例4:微小液滴の体積測定

体積値を定量測定できる 体積値を定量測定できる

 ガラス基板上にある微小液滴の蒸発の様子を高速測定しました。
【図4−1】
測定された液滴の画像で、サイズ大きい順に1〜4の番号を付けました。
【図4−2】
測定した各液滴の高さの変化を示しています。
【図4−2】
測定した各液滴の体積値の変化を示しています。
 このように、最大高さと体積値は共に時間経過により減少しているが、最大高さは上下変動している箇所が存在しています。通常、液滴は蒸発により体積値はスムーズに減少します。つまり、液滴の高さが上昇した場合、相対的に面積値は減少することになります。試料側面から液滴の高さを測定した場合や、試料上方から液滴の面積を測定した場合と比較して、定量位相顕微鏡は、液滴の体積値を測定することができるために、安定して高精度な測定が可能です。
 定量顕微鏡は透明体の体積値を高精度に測定できるために、生産工程での品質管理の向上に貢献します。

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